シン「もうちょっと相手の気持ち考えなよ!」
レンの葬儀で、レイラがナナに謝りに行こうとしたのを
シンが止めに入って、連れ出したレイラに言ったセリフ。
レンはレイラを迎えに行く途中で事故に遭う。
レイラは悲しみと罪悪感にさいなまれていて、
思わずナナに謝ろうとしたのでしょう。
しかし、この謝罪は4巻で京介が章司に言った
「おまえが奈々に謝りたいと思うのは優しさじゃねえ
単に謝って自分がスッキリしたいだけだろ」
に近いのではないでしょうか。
シンは「レンがレイラさんを迎えに行こうとして
事故にあったなんてナナさんが知ったら どう思うか考えてよ
なんでそんな事も分からないんだ・・・」
シンの言うことは正しい。
ただ、悲しみに打ちひしがれている人に言う言葉ではない。
これは、シンがブラスト側の立場で物を考えるようになったからです。
10巻でシンはレイラへのメールで、レイラが寂しいと言うなら
どこへでも行く、心と体が温まるならそれでいい。
「そんな風に言うとなんだかすごく 優しい人のように
勘違いされそうだけど それ以上に大切だと思えるものが
今の僕にはないだけの事だよ
だから明日はどうなるか分からないけど 自分勝手でごめんね」
シンが釈放された時、温かく迎え入れたのはブラストのメンバー達。
シンにとって帰る場所はブラストになり、レイラ以上に大切だと思えるものは
ブラストに変わってしまった、ということ。
そして、11巻のナナのモノローグで「ハチが人生でたぶん 一番心細かった時に
責めて追い討ちをかけた ふがいない自分を」
8巻でノブは「切れてなかったのかよ あいつと」
9巻でナナはお揃いのいちごのグラスを割って、ハチを責めて追い討ちをかけた。
シンはレイラに対してナナ、ノブと同じ過ちを犯してしまった。
その後、立ち去るシンと入れ替わりにタクミが来る。
走り去るシンの背に、二人の腕が一つに繋がったように見えるのは
運命の赤い糸のような不確かなものでなく、
信頼と絆で繋がれている象徴。
もう一つは、シンの役目はタクミに渡ってしまったこと。
21巻でシンはメールで「順一郎になれたら迎えに行きます。」
数年後のイギリスで二人は再会するでしょう。
でもそれは、レイラではなくナナを迎えにです。
もし、シンが迎えに来てもレイラは行きません。
7巻でヤスはレイラのことを「一番かんじんなとこで 支えてやれなかったんだ
破綻して当然だな」
歌えなくなったレイラを支えたのは、シンではなくタクミ。
シンはヤスと同様に、一番肝心な所でレイラを支えられなかった。
タクミとレイラはお互いが一番大切な存在であり、レイラがシンに付いていけば
それはナナとノブを裏切り、恋に溺れてタクミの元に走ったハチと同じだからです。
レイラは自分を大切にして、支えてくれたタクミを裏切ることはしないでしょう。
シンとレイラはここで終わってしまったんです。
タクミが未来でレイラといるのが明らかになったのは19巻、70話。
ハチのモノローグ「あたしがナナに会いに行くのは 許されたいからじゃないの
今もナナを好きだから ただそれだけだよ」
70話のラストでタクミとレイラにかぶせてありますが
タクミがレイラと一緒にいる訳も、罪悪感や許されたいからではなく
ハチがナナに会いたい理由と同じだからです。
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レンの葬儀で、レイラがナナに謝りに行こうとしたのを
シンが止めに入って、連れ出したレイラに言ったセリフ。
レンはレイラを迎えに行く途中で事故に遭う。
レイラは悲しみと罪悪感にさいなまれていて、
思わずナナに謝ろうとしたのでしょう。
しかし、この謝罪は4巻で京介が章司に言った
「おまえが奈々に謝りたいと思うのは優しさじゃねえ
単に謝って自分がスッキリしたいだけだろ」
に近いのではないでしょうか。
シンは「レンがレイラさんを迎えに行こうとして
事故にあったなんてナナさんが知ったら どう思うか考えてよ
なんでそんな事も分からないんだ・・・」
シンの言うことは正しい。
ただ、悲しみに打ちひしがれている人に言う言葉ではない。
これは、シンがブラスト側の立場で物を考えるようになったからです。
10巻でシンはレイラへのメールで、レイラが寂しいと言うなら
どこへでも行く、心と体が温まるならそれでいい。
「そんな風に言うとなんだかすごく 優しい人のように
勘違いされそうだけど それ以上に大切だと思えるものが
今の僕にはないだけの事だよ
だから明日はどうなるか分からないけど 自分勝手でごめんね」
シンが釈放された時、温かく迎え入れたのはブラストのメンバー達。
シンにとって帰る場所はブラストになり、レイラ以上に大切だと思えるものは
ブラストに変わってしまった、ということ。
そして、11巻のナナのモノローグで「ハチが人生でたぶん 一番心細かった時に
責めて追い討ちをかけた ふがいない自分を」
8巻でノブは「切れてなかったのかよ あいつと」
9巻でナナはお揃いのいちごのグラスを割って、ハチを責めて追い討ちをかけた。
シンはレイラに対してナナ、ノブと同じ過ちを犯してしまった。
その後、立ち去るシンと入れ替わりにタクミが来る。
走り去るシンの背に、二人の腕が一つに繋がったように見えるのは
運命の赤い糸のような不確かなものでなく、
信頼と絆で繋がれている象徴。
もう一つは、シンの役目はタクミに渡ってしまったこと。
21巻でシンはメールで「順一郎になれたら迎えに行きます。」
数年後のイギリスで二人は再会するでしょう。
でもそれは、レイラではなくナナを迎えにです。
もし、シンが迎えに来てもレイラは行きません。
7巻でヤスはレイラのことを「一番かんじんなとこで 支えてやれなかったんだ
破綻して当然だな」
歌えなくなったレイラを支えたのは、シンではなくタクミ。
シンはヤスと同様に、一番肝心な所でレイラを支えられなかった。
タクミとレイラはお互いが一番大切な存在であり、レイラがシンに付いていけば
それはナナとノブを裏切り、恋に溺れてタクミの元に走ったハチと同じだからです。
レイラは自分を大切にして、支えてくれたタクミを裏切ることはしないでしょう。
シンとレイラはここで終わってしまったんです。
タクミが未来でレイラといるのが明らかになったのは19巻、70話。
ハチのモノローグ「あたしがナナに会いに行くのは 許されたいからじゃないの
今もナナを好きだから ただそれだけだよ」
70話のラストでタクミとレイラにかぶせてありますが
タクミがレイラと一緒にいる訳も、罪悪感や許されたいからではなく
ハチがナナに会いたい理由と同じだからです。
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