NANA 19巻 ハチ「ぶつかると壊れてしまう程に」

    ここでは、NANA 19巻 ハチ「ぶつかると壊れてしまう程に」 に関する情報を紹介しています。
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    ハチ「ぶつかると壊れてしまう程に」

    ハチがナナとレンを仲直りさせようとしていた電話の後のハチのモノローグ。
    これの前に「きっとナナとレンは 引かれ合う力が強すぎるだけだよ」

    ナナとレンのことを言ってるのに、次の場面でモノローグが
    タクミとレイラのキスシーンに被せてあります。

    タクミとレイラがキスすることで、何かがぶつかって壊れた。
    18巻でレイラは「タクミの幻想を今すぐぶち壊してよ」

    タクミは「決して汚してはならない 眩い天使 レイラは おれの 聖域だった」
    9巻で「あいつは おれにとっちゃ 妹同然なんだよ」

    タクミにとってレイラは妹であり天使で聖域、これがタクミの幻想。
    しかしそれは、少女の頃のレイラのこと。

    18巻でタクミは「レイラは子供の頃から歌うのが好きだった おれはそれを聴くのが好きだった」
    「レイラの済んだ歌声は おれを取り巻く不穏な空気を 一時でも一掃してくれた」

    レイラと一緒にいた子供時代は、幸せに満ち足りていた。
    傍で歌ってくれれば満たされる。

    20巻で「タクミが一緒にいたいのは 少女の頃のあたしだって事も分かってる」
    レイラは今の自分ではないと言っています。

    レイラがヤスを恋する瞳で見ているのを
    「見たくないものを見せつけられた気がして」

    タクミのレイラに対する想いは、色々と複雑なものがありそうですが
    その一つに大人になっていくレイラを見たくない。

    19巻でタクミは、立場が似ている自分と凌子を拉致犯に例えて重ねていますが、
    レイラにとってのタクミはシンにとっての凌子。

    17巻で凌子は「それ以上成長しちゃダメ!かわいくなくなっちゃう!」
    シンが凌子に言ったように「無理だよ 一応生き物だからね」ということなのに、

    9巻では「いつの間にか可愛い妹を高い塔のてっぺんに閉じ込めちまったよ
    愛してもやれねえのに」

    大人になったレイラは愛せない。
    だから高い塔のてっぺんに閉じ込めた。

    大事にするのはあくまでも歌姫として、
    それ以外は冷血漢として接するようになる。

    レイラは19巻で「あれは子供のするキスとは違うよ」
    タクミはキスしたことで、レイラを大人の女として意識してしまった。

    仕事に行きたくないだとか、取材の後で男と話すように接しているのは
    女として見たくない、幻想を壊したくないから。

    14巻でハチは「でもタクミは 物事を残酷な程 ありのまま捕らえて 身も蓋もない感じ」
    でもタクミは、ありのままのレイラを受け入れられない。

    これはハチがありのままのタクミを受け入れていない、というオチでもあり
    いつもの空回りの一人芝居でもありますが。

    19巻でタクミがレイラを抱いたのはホテルのスイート。
    5巻のハチのように、タクミが最初に女を誘うのはホテルのスイートルーム。

    これはタクミがレイラを女として見ているという描写で
    タクミの幻想は壊れてしまったということです。

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