NANA 21巻

    ここでは、NANA 21巻 に関する情報を紹介しています。
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    シン「もうちょっと相手の気持ち考えなよ!」

    レンの葬儀で、レイラがナナに謝りに行こうとしたのを
    シンが止めに入って、連れ出したレイラに言ったセリフ。

    レンはレイラを迎えに行く途中で事故に遭う。
    レイラは悲しみと罪悪感にさいなまれていて、

    思わずナナに謝ろうとしたのでしょう。
    しかし、この謝罪は4巻で京介が章司に言った

    「おまえが奈々に謝りたいと思うのは優しさじゃねえ
    単に謝って自分がスッキリしたいだけだろ」

    に近いのではないでしょうか。
    シンは「レンがレイラさんを迎えに行こうとして

    事故にあったなんてナナさんが知ったら どう思うか考えてよ
    なんでそんな事も分からないんだ・・・」

    シンの言うことは正しい。
    ただ、悲しみに打ちひしがれている人に言う言葉ではない。

    これは、シンがブラスト側の立場で物を考えるようになったからです。
    10巻でシンはレイラへのメールで、レイラが寂しいと言うなら

    どこへでも行く、心と体が温まるならそれでいい。
    「そんな風に言うとなんだかすごく 優しい人のように

    勘違いされそうだけど それ以上に大切だと思えるものが
    今の僕にはないだけの事だよ

    だから明日はどうなるか分からないけど 自分勝手でごめんね」
    シンが釈放された時、温かく迎え入れたのはブラストのメンバー達。

    シンにとって帰る場所はブラストになり、レイラ以上に大切だと思えるものは
    ブラストに変わってしまった、ということ。

    そして、11巻のナナのモノローグで「ハチが人生でたぶん 一番心細かった時に
    責めて追い討ちをかけた ふがいない自分を」

    8巻でノブは「切れてなかったのかよ あいつと」
    9巻でナナはお揃いのいちごのグラスを割って、ハチを責めて追い討ちをかけた。

    シンはレイラに対してナナ、ノブと同じ過ちを犯してしまった。
    その後、立ち去るシンと入れ替わりにタクミが来る。

    走り去るシンの背に、二人の腕が一つに繋がったように見えるのは
    運命の赤い糸のような不確かなものでなく、

    信頼と絆で繋がれている象徴。
    もう一つは、シンの役目はタクミに渡ってしまったこと。

    21巻でシンはメールで「順一郎になれたら迎えに行きます。」
    数年後のイギリスで二人は再会するでしょう。

    でもそれは、レイラではなくナナを迎えにです。
    もし、シンが迎えに来てもレイラは行きません。

    7巻でヤスはレイラのことを「一番かんじんなとこで 支えてやれなかったんだ
    破綻して当然だな」

    歌えなくなったレイラを支えたのは、シンではなくタクミ。
    シンはヤスと同様に、一番肝心な所でレイラを支えられなかった。

    タクミとレイラはお互いが一番大切な存在であり、レイラがシンに付いていけば
    それはナナとノブを裏切り、恋に溺れてタクミの元に走ったハチと同じだからです。

    レイラは自分を大切にして、支えてくれたタクミを裏切ることはしないでしょう。
    シンとレイラはここで終わってしまったんです。

    タクミが未来でレイラといるのが明らかになったのは19巻、70話。
    ハチのモノローグ「あたしがナナに会いに行くのは 許されたいからじゃないの

    今もナナを好きだから ただそれだけだよ」
    70話のラストでタクミとレイラにかぶせてありますが

    タクミがレイラと一緒にいる訳も、罪悪感や許されたいからではなく
    ハチがナナに会いたい理由と同じだからです。

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    ハチ「でもそんな事頼まれてもレンは困っちゃうよね」

    数年後の未来で、レンの墓参りで皐の願いに対するハチのモノローグ。
    「皐の願いなら分かってる 『家族4人で仲良く暮らせますように』

    でもそんな事 頼まれてもレンは困っちゃうよね
    あたしがなんとか してあげなきゃ いけないのに」

    このモノローグ、なぜかノブにかぶせてありますが
    ハチがノブを見て、考え事をしているのです。

    ハチはレンに語りかけている時にノブを見ている。
    これは、亡くなったレンにだけではなくレンと同じ名の

    ハチの息子、蓮にも同時に語りかけているのです。
    蓮が困っていること。

    それはノブのことで、ノブ=蓮の父親。
    こう考えるとノブを見ていることや、ハチが責任を感じている理由がわかります。

    蓮はノブが実の父親であることを知ってしまった。
    12巻の花火大会に蓮が行かなかったのは、その頃には事実を知っていた、ということでしょう。

    そして冬休みが終わってもイギリスから帰らなかった。
    19巻でタクミからの電話でハチが「蓮はどうしてるの?」と聞いて

    電話が切れた後のハチの表情、21巻で皐が「だからお兄ちゃんは
    パパの所にいるんだよ?パパが寂しくないように」

    その時のハチの複雑な表情は、皐が言っているような事情ではなく
    ハチと蓮が、確執を抱えていることを物語っています。

    8巻でナナは、ハチにシンの母親のことを
    「どっちの子が生まれるか大バクチだろ」

    「あんな理性を失ってる 最中の人間のやる事なんか 適当になりがちじゃん?」
    相手が避妊してくれても安心できないと言ってます。

    14巻でタクミは「事実は事実としてありのまま受け入れろよ」
    ノブの子でも、つっこみ合って笑うしかない。

    21巻でハチが「生まれてくる子はあたしとタクミの子なの 2人でそう決めたの」
    まるで、子供の父親はノブであるかのような言葉。

    10巻でハチがシンに「ノブは元気・・・・・・?」と聞いて
    「ギターばっかり弾いてるよ」

    18巻でもノブがハチに「ギター弾いてる?」と蓮のことを聞いて
    「ギターばっかり弾いてるよ」

    シンは「うるさくて僕まで眠れない」
    ハチは21巻で「ギターの音は皐には子守歌だから」

    ノブと蓮は寝る間を惜しんでギターを弾くほど
    ギター好きな所がそっくり。

    ノブが蓮の父親であることは、随所でほのめかされています。
    それから、ハチはシンのママ代わり。

    8巻でナナは「かーちゃんが現地の男と 浮気して出来た子供がシンで
    家庭崩壊したと思うのはあたしだけ?」

    10巻でハチは「もしかしてシンちゃんの家の事情と
    あたしの立場ってちょっとかぶってる?」

    シンの母親は、夫か浮気相手の子かもわからないままシンを産んで
    夫の子ではなかったから、出産後すぐに自殺した。

    ハチとシンの母親はとても良く似ている。
    ハチがシンのママ代わりということは、ハチはシンの母親と同じことになる。

    夫の子ではない蓮を産み、蓮はそれを知ったことで
    シンのように「産まなきゃよかったんだ」と言うでしょう。

    8巻でシンがこのセリフを言った次のページで、
    検査薬でハチは妊娠を知る。

    これはお腹にいる子供=蓮が、未来でシンと同じ思いをするということです。
    10巻でハチが「あたしは自分の子供に・・・そんな事 絶対思わせたくないの」

    タクミの子じゃなくても「努力次第で幸せな家庭は築けるんじゃないかって・・・
    希望を持ちたいってゆーか・・・・・・」

    ハチの考えは甘かった。
    未来のナナが「ねえハチ あんた今 笑ってる?」

    妊娠を知ったハチが、落胆している場面にかぶせてあるのは
    現在のハチに突きつけられた事実に対してと、

    蓮に、シンと同じことを思わせてしまったことに対してでしょう。
    未来のハチが、笑って暮らせる幸せな状況ではないことを表しています。

    一方、蓮はタクミに信頼を寄せていて
    血縁がなくても父親として、大切に思っているようです。

    レイラはタクミの大切な人だと知っているから、
    蓮も大切にしようと思っているのでしょう。

    そうでなければ、両親の別居の原因になったレイラに
    ギターを弾いたり手を繋いだりと、仲良くはできません。

    11巻でナナは「もし あんたが今もあの男のそばで 幸せに暮らしているのなら
    少しは あたしも救われる」

    ハチも蓮のように、タクミを大切にできたなら
    ナナの願い通りに笑って幸せに暮らしていたはずです。

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    タクミ「奈々 来てたの」

    葬儀場でタクミがハチと会った時のセリフ。
    ハチは2時間も前からいたのに、タクミは気づかなかった。

    このシーンは、13巻の誕生日パーティーと対比させてあります。
    「タクミにとってはこれも仕事なんだ」は

    13巻のタクミの「仕事の関係者が集まるパーティーは おれにとっちゃ
    仕事の場なんだよ」をハチが思い出しているから。

    ハチの後をつけてまで居所を突き止めたり、会場入りしたハチを瞬時に見つけた
    パーティーの時とは真逆。

    「奈々ここにいる?」と「奈々来てたの」は、
    タクミの心の変化を表しています。

    13巻の頃のタクミはハチとの恋に溺れ、仕事に没頭し
    大切なものを見失っていた。

    20巻でレイラに「あたしはタクミの為に歌ってるわけじゃないんだから!」
    の言葉の意味と、レンの薬の禁断症状の事の重大さに気づかずに

    タクミがハチとイチャついてるのは、恋に溺れて色んな事を見失ってる状態。
    恋に溺れているのは、満ち足りない想いを抱えているからですが。

    レイラがトラネスをやめると知った時、タクミが半泣きで寝込んでいるのは
    レイラが一番大切なものだと気づいたから。

    11巻のナナのモノローグ「人は失って初めて その大切さに気づくって言うけど
    本当の意味で気づくのはいつも 再び向き合えた時だった気がするな」

    レイラへの幻想が壊れたタクミは、ようやく現在のレイラと向き合うことができた。
    レンの葬儀でタクミがレイラに優しくなったのは、大切にしたいという想いです。

    9巻で「せめて塔をよじ登ってでも抱きしめてくれる
    王子様がいりゃいーんだけどね」

    タクミはレイラの王子様になる決意をして、塔をよじ登り
    自らが閉じ込めたレイラを解放して抱きしめた。

    21巻でレイラが「ごめんなさい・・・・・・」と言ってる時に
    タクミが抱きしめたのはそういうことです。

    ハチ風に言えば「本物のお姫様のキスで目覚めたんだよ」。
    9巻でタクミの母親の葬儀ではナオキが

    「臨月を迎える姉夫婦とタクミの間に 何の違和感もなくレイラが座っていた
    タクミに甘えるように寄り添うレイラが タクミの腕を支えているように見えた」

    21巻で社長からの電話でレンの死を知ったタクミが、ハチの手をとっさに掴んだのは
    母の死と、葬儀でレイラが自分の腕を支えてくれたことを思い出したからでしょう。

    レンの葬儀とタクミの母の葬儀、タクミの姉が臨月であるのとハチは同じ状況。
    タクミと姉の間にレイラがいる、というのはタクミとハチの間にも

    レイラが常に存在しているということです。

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    タクミ「トラネスはもう終わりだ」

    ハチが姿を消したレイラをレンが連れ戻すとタクミに言った時のセリフ。
    20巻でレイラは「心配しなくてもあたしは歌うよ!」

    それなのにタクミは「連れ戻したって意味ねえよ」
    レンがトラネスを抜けるつもりだという事もありますが、

    20巻でマリちゃんはレイラから電話で相談を受け、
    「私はタクミさんの指示に従うしかないと言ったんです」

    8巻でレンは「タクミのやり方が不満なら辞めりゃあいい」
    9巻でタクミはアツシに「おれのやり方が不満なら抜けろ!」

    レイラはタクミの指示が出る前に姿を消した。
    つまり、タクミに従わない=トラネスを辞める、ということです。

    9巻でレンは「レイラが歌わなきゃトラネスは終わりだぞ」
    レイラはトラネスを辞める決意→連れ戻したって意味はない→「トラネスはもう終わりだ」

    ナオキは仲間にボイコットされたと言っていますが
    レイラ曰く「どんかーん!」なので、分かってないだけでしょう。

    レンへのメールで「レンは分かってると思うけど、レンの為だけじゃないんだよ」
    辞める理由をレンの薬のことだけではない、と言っています。

    その答えは冒頭の未来で、レイラがレンに語りかけている場面で
    「タクミが大事にしているものは 全部ぶち壊してやりたかったの」

    「神様が与えてくれた この声も ほんとはずっと呪わしかった」
    18巻でレイラは「タクミの幻想を今すぐぶち壊してよ」

    ぶち壊したかったのは、タクミの幻想。
    もう一つは、トラネス。

    10巻でタクミは自分の優先順位を「一番は仕事 それがおれの脳みその9割以上を占めてて
    他は全部おざなりだ でも女は2番目に大事かな」

    15巻では、スクープ写真と結婚の公表を引き換えにするほどトラネスが大事。
    マリちゃんへのメールでは「歌う事しか武器を持たない私に 今出来る唯一の戦いは

    歌わない事だと皮肉にも気付きました。」
    レイラは自分が歌わなければトラネスがお終いで、ぶち壊せることを知っている。

    13巻で美里(舞)は「好きなものを 大切にする為には 我慢が必要なのに
    どうして神様は人間を 好きなものに程 我慢が出来ないように作られたんでしょうか」

    レイラはタクミが憎いのではなく、好きだからぶち壊したかった。
    我慢ができないというよりも、もう我慢の限界だったのかも知れません。

    未来では、蓮が憎かったはずなのに、
    「レンと同じ名前のあの子と 手を繋ぐと自然と優しい気持ちになれるの」

    10巻でレイラは「人は生きて行く程 重たい荷物が増えていくものだもん
    思うように動けなくなって行くんだよ

    だからそれを一緒に抱えていける相手が 必要になって行くんだよ」
    レイラはタクミの大切な存在である蓮を、大事に思えるようになった。

    タクミと重たい荷物を一緒に抱えていける相手になったということです。

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