NANA 18巻

    ここでは、NANA 18巻 に関する情報を紹介しています。
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    レン「もうあいつの機嫌取るのは疲れた・・・・・・」

    ナナにシンの代わりにステージに立ってくれと頼まれて断った後のセリフ。
    その前に「つーかムカついてるだろうねー 勝手にブラスト抜けたおれに

    あんな偉そうな事言われたかねえだろ それでなくても恨まれてんのに」
    レンはナナに恨まれている、つまり罪悪感を感じている。

    5巻でシンが「やっぱりうしろめたいんだ ブラスト抜けた事」
    ヤスは「なんか自分の事すげぇ裏切り者みたいに思ってんじゃねぇの?」

    15巻でナナが「あたし以外の女に曲なんか書かないで!」と叫んだ時、
    レンは「ごめん・・・・・・悪かった・・・ほんとに悪かったよ」

    と謝っているのはスキャンダルの件ではなく、ナナを捨ててトラネスに加入したこと。
    19巻で美雨が「レンは確実にプロになれる道を選んだ」と言ってますが

    逆に言えばブラストに居てはプロになれない、ナナが歌姫ではデビューできないと
    宣告したようなもの。もう一つは、

    「ナナの孤独を救えるのはおまえだけだ」とヤスの言葉を思い出しているのは
    11巻で「あいつはたぶん母親に置き去りにされた事が相当トラウマになってる」

    と言われたことが、自分がナナを置き去りにしたことで孤独に追いやったと
    責任を感じてしまった。

    ナナとの熱愛報道でマスコミから逃げる為にイギリスへ渡り、
    11巻で「悪かったよ一か月も放置して」と謝罪していますが

    16巻で再び渡英、17巻で毎日のようにナナに電話をかけているのは
    寂しい思いをさせたくないから。

    ハチとお揃いの婚約指輪を買ったり、ハチの子供の名付け親を買って出たのも
    ナナがハチを大事に想っているからです。

    9巻でノブは「おれはむしろおまえはもっとレンに甘えていいと思う」と言っていますが
    8巻でハチの妊娠を知った時、ナナがどうしようもなく寂しい時に頼ったのはヤス。

    11巻でハチはナナに「頼ってもらえないのが寂しいだけ」と言ったように
    レンはナナが自分に甘えたり頼ったりしてくれないことに寂しさを覚えています。

    8巻と19巻でハチ、レンがナナを気遣う言葉をかけても「別に何も」と心を閉ざしてしまい
    「やっぱりあたしじゃ相談相手にはなれないのかな」とハチが寂しさを感じたように。

    17巻でレンは、サーチに母親の暴露記事を書かれたナナを心配して電話をかけていますが
    大丈夫、と言って弱音を吐かないナナに

    「やっぱ遠くの恋人より近くの他人っつーの?」
    と、自分を頼ってくれない寂しさを吐露しています。

    ナナのプライドの高さゆえもありますが、
    8巻でレイラは「人と人はどんな関係であれ 信頼で結ばれるものだと思うから」

    レンがブラストを抜けて上京したことを、ナナは裏切られたと思っていて
    一度はレンへの信頼を失くしているからでしょう。

    信頼を取り戻すことが難しいからこそ、ナナに対する罪悪感が募っていく。
    19巻でハチも「ナナがトラネスをライバル視するのは もしかしてあたしが裏切ったせいもあるのかな」

    しかし、ハチが言ってるように「だけどあたしがナナの為に何か
    したいと思うのは 別に許されたいからじゃない きっとレンも同じだ」

    17巻で「おれはナナがおれの思い通りにならなくても たとえ他の男と結ばれても
    ずっと変わらずに大事に思えるくらい 優しい人間になりてぇよ・・・」

    レンは罪悪感だけではなく、今度こそナナを大事にしたい。
    それなのに、ナナがレンに頼ったのはシンの代役。

    ブラストを抜けたレンの立場を考えれば頼めない話。
    レンは薬物使用で逮捕されたシンを自分と重ねてしまい、

    シンへの冷たい態度は、自分に対する仕打ちのように感じてしまった。
    レンはナナに想いが伝わらない悲しみで「もうあいつの機嫌取るのは疲れた」と言ったのでしょう。

    20巻で詩音が「あたしはそんな無理を強いる存在にわざわざなりたくないよ
    きっと困らせるばっかりになってぶち壊しちゃうから」

    13巻でヤスに甘えるナナを目撃したレンは、寂しさから社長に渡された
    強力なドラッグへと手を染めてゆき、ナナへの罪悪感がレンを追い詰めてトラネス脱退を決意させる。

    ナナはレンに無理を強いる存在となり、トラネスとの板ばさみになったレンは
    非業の死を遂げる。

    21巻でタクミが語ったレンの死に様は「両腕が無事なのが奇跡みたいだな・・・」
    「南京錠しか残んねえかも 首と一体化してすごい事になってたけど」

    レンはトラネスのギタリストでありたいが故に両腕をかばうが
    ナナの愛情に縛られた自分との間でがんじがらめになってしまった。

    自宅に車が突っ込む前にナナは「あの首に巻きつけた鎖を外したら この苦しみも解けるのかな」
    南京錠はナナの歪んだ愛の象徴であり、ナナ自身も自覚をしている。

    しかし、抑えのきかないナナの望みがレンの命も未来も全てを奪い尽くしてしまった。

    ただ、レンを追い詰めたものはナナだけでなく、11巻でヤスが
    「理屈で物を考えずに自分の思う様にやれよ」、

    8巻で木下が「曲だってタクミさんの注文通り書いて来るし
    おれはやっぱ本城さんは パンクやってこそ本領発揮って気がするんですけど」

    レンは自由に自分の音楽をやりたいのに、商業的に売り出すために
    タクミの言いなりになっていること、ブラストへの裏切りやナナがいない寂しさで薬物に溺れている。

    タクミはそれに気づかず11巻でレイラが「バンドじゃなくてレン自身の事を考えてあげてよ!」
    と訴えても取り合わなかった。

    21巻でレンに休暇を与えるも、時すでに遅し。
    リーダーとしてメンバーを思いやれないことが、トラネス崩壊を招いてしまう。

    20巻の詩音の言葉で「人を追い詰める事は すなわち自分を追い詰めることだから
    タクミはいつかきっと戦死する」

    人への思いやりに欠けるタクミはレイラを追い詰めたようにレンも追い詰めた結果、
    二人に脱退を決意させることになり、自分自身が追い詰められた。

    レンの幸せは仲間を捨ててまで夢を叶えてプロのギタリストになることではなく、
    自分の音楽を思い通りにやれたブラストと愛するナナと共にあることだったのでしょう。

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    ナナ「タクミってなんでそんなにレイラに優しいの?」

    ナナがレンにイギリスでレコーディングする理由を聞いて、
    レンが「レイラが羽を伸ばせるから」と返答した時のセリフ。

    レンは「ハタから見たらそう見えるのか・・・
    なんだこの激しい見解の違いは・・・」

    17巻でレンは「なんでおまえはそんなに冷血漢なんだよ レイラの事になると」
    ナナとレンにはかなりの温度差があります。

    ナナは9巻で「あたしがトラネスに 敵対心を持っていたのは
    女としてよりボーカリストとして レンの心を奪うレイラが うらやましかったからで」

    ナナはレンに歌姫として愛されたい。
    「レンを見返したかっただけで」はレンがブラストを抜けて、トラネスを選んだのは

    レンを繋ぎ止めるほどのボーカリストとしての才能も魅力も自分にはなかった。
    ナナが10巻で「あたしは たぶん自分が歌で成功しない限り トラネスのレンに対する

    複雑な思いを消す事は出来ないよ」と言っているのは、
    世間に自分の歌が認められれば、レンはボーカリストとして認めてくれると思っているから。

    だから15巻で「あたし以外の女に曲なんか書かないで!」
    恋人として嫉妬するなら「あたし以外の女に触らないで!」となるはず。

    ヤスは7巻でタクミが「レイラにだけは手を出さなかった まぁある意味 大事にゃしてるんだけど
    それは あくまで歌姫としてだ」

    11巻でナナがタクミとレイラを「デキてんじゃねぇのか?あの二人」は
    レイラがタクミに歌姫として大事にされているのを見て、タクミはレイラに優しい、とナナの目には映った。

    レンは親友としてレイラの幸せを願っているから、歌姫としてのレイラ以外は必要ないと
    追い詰めるタクミを冷血漢だと思っている。

    18巻でレンは「そんなやつの後ろでベース弾きたくねぇ」はナナにとって
    希望を打ち砕かれる言葉。

    そしてレンを見返すためではなく、
    「自分の為じゃなくヤスの為に 応援してくれるハチの為に 仲間の為に あたしは歌う」

    19巻で「でもあたしは一から一人で がんばりてえんだよ」
    は、今までのボーカリストとしての自分をリセットするためなのでしょう。

    皮肉にもレンに拒否されることで、歌う意味を見つめ直すことになった。
    同時にそれは、ナナにはレンがもう必要ではないことを意味しているのかも知れません。

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